2017-05-20から1日間の記事一覧
問う、吾が邦、本堂の外、方丈あるいは寮の内に仏像を安じて内持仏堂と云う、これ本拠ありや。 答えて曰く、義浄の『南海寄帰伝』に出たり。彼に云く、僧房の内、尊像を安ずることあり。あるいは窓上において、あるいは故(ことさら)に龕を作る。食坐の時、…
会えない人を「思い慕い」てその姿を絵図・形像に再現し自分のそばに置く。本編のfbアップにもコメントいただいたように、その行為は釈尊に限らず、この世に生きる人たちにも共通するものだろう。 だが私は今回の本編を読んで、特に引かれたのは『西域記』の…
テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号53 木像・絵像を礼拝恭敬することは全く如来在世の尊を拝するに同じ。ゆえに仏滅後、絵・木の像を安じて拝せしむ。 『円覚経』に云く、もしまた滅後に形像を施設して心に存し、目想し、正臆…