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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

佐々木潤之介「長崎七左衛門「都鄙ノ隔尤然タリ」」『地域史を学ぶということ』1996,吉川弘文館

ときには毎日一本

(昨日の分)

著者・佐々木は早大教授・一橋大名誉教授・秋田県出身

本著は1998年6月21日に著者より大館郷土博物館で贈与された。

それは『街道の日本史・北秋田羽州街道』編集打合会の時だった。

 

本編は秋田近代史研究会、創立35周年の講演会をもとにしたもの。

 

 標題の「都鄙ノ隔尤然タリ」とは、長崎七左衛門『老農置土産』序文の言葉。

 

 山中新十郎、平田篤胤佐藤信淵内藤湖南を採りあげ、浄因の『羽陽秋北水土録』と比較して長崎七左衛門について述べている。七左衛門について論考を深めると言うよりは、あきたゆかりの先人たちの業績を紹介した上で、七左衛門の言葉を借りてむすびとしている、という構成。

 

「最後に、長崎七左衛門のいう「都鄙ノ隔尤然タリ」ということに触れておきましょう。その言葉の意味は、中央といなかでちがいがあるのは当たり前ということです。そしてその意味合いは、だから中央がいい、いなかがいいということではなく、地域に地域なりの行き方や文化があるということです。それをしっかりと主張しているのが「都鄙ノ隔尤然タリ」という言葉ではないかと思えてなりません。そこでこの言葉に、今日の基本的なところを代表させておきたいと思います」