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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

【真読】 №27「華」 巻二〈供養部〉(『和漢真俗仏事編』読書会)

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webテキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号22

 仏の供養物、先ず花を用ゆべし。『智度論』三十にいわく、「須摩提菩薩、燃灯仏に見(まみ)ゆるに勝れたる供養の具なし。時に花を売る女あるを見て、五百の金銭をもって五茎の青蓮華を買って仏を供養したまう」。

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 ○『大品経』「三慧品」にいわく、「もし善男子・善女人あって、ただ一華をもって虚空の中に散じて仏を念ずれば、ないし苦を終わるまでその福徳尽きず」。

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 ○『華厳』「回向品」には、「華の善根をもって相好端厳を感ず」と説きたまえり。

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 ○『百縁経』にいわく、「舎衛国・祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)の城中の豪富の長者、共に聚(あつま)って妓楽をもって娯楽し、また華の会をなして集まり楽しむ。彼の会の中より一人遣わし、波羅奈華(はらなけ)を採って、鬘を作らしむ時に、華を採る人、路にて世尊を見たてまつる。光明普く照らして百千の日のごとし。すなわち前(すすみ)て仏足を礼し、採るところの華をもって仏に散ず。還(かえ)りてまた樹に上り、華を採りけるに枝折れて堕ち忽(たちま)ち死せり。命終して忉利天(とうりてん)に生ず。その宮殿、波羅奈華をもって造る。帝釈これを覩(み)て怪しみて問う、“汝、何れの処において福業を修し、ここに来たりて生ずるや”とありければ、すなわち偈をもって昔の因縁を告(もう)す」。

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 ○『仏利功徳荘厳経』の中にいわく、「菩薩、妙花を執り持ちて、如来の所(もと)に詣(いた)り、あるいは卒堵婆の供養を興す時に、この願を作(おこ)して言(もう)すべし。“この妙花のごときは、色香殊勝にして見る者欣悦す。我、成仏の時、我が刹の中をして種々の妙花をその地に遍布し、および衆(もろもろ)の宝樹周布荘厳せしめん。ないし焼香・抹香・塗香・塗香・衣服・飲食・宝蓋・幢幡・金銀・瑠璃・真珠・硨磲(しゃこ)・珊瑚等の宝用いて奉献する時、まさにかくのごとく廻向すべし”」。

※本文中に「ないし(乃至)」とあるのは、引用文を省略している意味です