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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

よこみち【真読】№74「ちゃんとお皿持って食べなさい!」

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 食事マナーが話題の本編にちなみ、どなたかご存じであれば教えていただきたい。
 日本では食事の際に食器を持って食べるのがマナーとされているけれど、これはどこから始まったのだろう。
 おそらく少なくない人たちは、禅宗の食事作法がもとじゃないかと考えるだろう。たしかに道元は、その著作(典座教訓&赴粥飯法)に於いて食材の整え方、調理の仕方、洗った食器の整理の仕方についてこまごまと教えている。さらに食事作法に至っては、それぞれの食器の整え方、箸や匙(さじ)の使い方、食べ終えた後のしまい方まで、びっちり綿密に教えている。そこでは食器はきちんと手でもっていただくように教えている。
 だが私が疑問に思うのは、この点だ。道元はどこでそんなことを習ったのだろう? それとも自分で考案したのだろうか? というのは、中国の禅を敬仰し、自ら大陸に渡って数年間の修行生活を経てきた道元だが、彼の見聞した中国人の食事作法が、道元の説く食事作法のモデルになっているとは考えにくい、と思うのだ。道元入宋時の中国の食事作法について正確なことは知らないのだが、もし道元が中国のそれに範を求めたとすれば、今私たちが旅行などで訪れた時に目にする中国の食事風景はかなり違うもののように映る。それは宋代のものと違うだろうとは思うけれど、では当時の流れを汲む食事作法の形跡がどこかにあるかというとこれまたよくわからない。
 「食器を手でもって食べるのは日本の他にどこかあるのかな?」という疑問は、ごく自然なもので、ネット上でも何件もの質問や回答例があるがいまだ“これ”というものに出逢わない。
 中国でなければ韓国か。いや見聞きする限り韓国もそうではないように思う。では道元に先行する日本の伝統か。う~む、神道? 貴族? 武士? どうなんだろうな。たまたま道元が食事に関する具体的で詳細な著述を残しているので、この方面では道元が画期なのかという予想があるけど、これ自体も不確かなものだ。
 さて、閲覧の諸老賢。いかがなものだろう?

 にしても画像のポスター、「全農JAあきた」もやるね。