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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

【真読】 №82「木食」巻〈苦行部〉(『和漢真俗仏事編』読書会)

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※画像拝借、ごめんなさい。

webテキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号38

 今の世、五穀を絶つ者を木食(もくじき)と云う。しかるに木食の文字は経軌の中にいまだこれ考えず。
 『宋高僧伝』第八「釈智封」の伝(巨方伝に附す)に曰く、「たちまち辞して蒲津・安峯山に出て、禁足すること十年、木食澗飲す、と云えり」。
 愚、按ずるに、「木食」の字の出所、これを取らんか。これまた断食・断塩等の如く、身を浄め心を堅むるの行なり。しかりといえども真言行者、尊の法に依って、忌む食物あり。木食なりとて、一概に清浄なりとすべからず。
 『大元帥軌』(上の十三葉)には、だいこんを食することを禁じ、『多羅菩薩軌』には、茄子・だいこん・蓮根を食すことを禁じ、『一字頂輪王経』(五の十三葉)には、菌子(くさびら)及び油を禁せり。かくのごとくの類、一々挙げる暇あらず。知らずんばあるべからず。