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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

【真読】 №92「血脈を棺に入るること」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

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テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号41

 問う、僧は印信を棺に入れ、俗は血脈などを棺に納む。これ焚焼経巻の咎(とが)ならずや。
 答えて曰く、罪は悪心より生ず。今、印信を帯し、血脈を持するは、滅罪生善のためなれば過(とが)無し。いわんや昔、日蔵上人、経と本尊と持したまうを視て、焔摩王、拝したもう(『土砂勧進記』)を聞けば、今の印信・血脈はこれ仏祖相承の印璽(いんじ)なり。焔王なお貴ぶべし。しからば血脈・印信等、亡者の身に帯せしむること理ならずや。またかの「随求陀羅尼」を死骸に掛けて地獄を脱せると、理(ことわり)同じなり。