BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

法具の密教的意義について その3

 曽我部自身による「金剛和讃」の解説もあるがいささか頁数が多い、ここではやや時代を下るが、曽我部の解説趣旨を踏襲しているものとして、以下の「金剛和讃解説」(『高野山金剛流詠歌和讃の解説』高野山布教研究所編集、昭和63年初版、平成元年第三版)を挙げる。その1で引いた和讃本文の全解説であるので、適宜本文を参照しながらご覧頂きたい。

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 密教の事相教学の特徴がよくわかるものと思う。

 以上の叙述を前置きとして、以下は密厳流と金剛流の関係、そして密厳流と梅花流の関係に検討を進めて行く。