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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

【真読】 №91「角(すみ)帽子」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

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テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号41

 亡者の角帽子を問う。
 答えて曰く、これ『増輝記』に載せる所、頭巾の類なるべし。あるいは布帽(ふぼう)と云う。吾が俗、もとより簡略にしたがい縫うものか。あるいは宝冠に象(かたど)るものか。
 ○『増輝記』云く、「僧に冠絰(かんむり)無し。あるいは頭巾を用うるには、まさに全幅の褐布をもってす。杜氏、布帽と呼ぶ。布三尺五寸を用いて、背後の長(た)け二尺五寸、面前の長け二尺八寸、後に摺定(たたみ)て両幅の辺のその半ばを縫う。微(すこ)しく両角を利(とがら)して、もって上を円かにし、量を酌(はかっ)て額際(ひたいぎわ)より直に下を破(わっ)て、眼耳鼻口を開き出す。絶(はなは)だ開くことを得ず。また絶(はなは)だ小なることを得ず。みなまさにこれを縫い綆(くけ)ると」。