BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

元政廟に詣る

たのもしなあまねきのりの光には 人の心の闇も残らじ 年来の願いであった京都深草の瑞光寺。このたび初めてお参りすることがかなった。ちょうど同じ用事で訪京していた友人Sさん夫妻とご一緒だった。 日蓮宗、元政庵瑞光寺。 思いのほか静かな住宅街にある…

【真読】 №113「火車来たり迎う」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号48 問う、重悪人死するとき、火車来たり迎うこと、世俗専らこれを談ず。本説ありや。 答う、提婆達多、逆罪を造るとき、大地自然に破れ、火車来たり迎えて生きながら地獄に入ると云へる、こ…

よこみち【真読】№112「脳をすすり、眼をくり抜き」

「ノドに血ヘド見せて狂い鳴く あわれ あわれ山の ほととぎす」 井上陽水『帰郷』のフレーズ。死者とホトトギスとが並んでいる箇所を読むとふとこのフレーズが浮かぶ。刷り込まれているんだなきっと。 『十王経』には内容の異なるものがあるが、本編で引用し…

【真読】 №112「冥途の鳥」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号47 問う、葬送の龕などに居る冥途の鳥は杜鵑(ほととぎす)の事と聞く、然るや。 答えて曰く、これ『十王経』に襤褸鳥(らんるちょう)と化し来て別都頓宜壽(ほととぎす)と鳴くと云えるを…

よこみち【真読】№111「年頭偶感」

本編の画像に貼り付けた「おそ松くん」。テレビの放映は1966年2月から1967年3月だったらしい。 その頃、それまで家族でお世話になっていた秋田市内のお寺を離れ、両親と妹の家族四人で、小さな貸家に住み始めた頃だった。おそらくその転居に合わせて白黒テレ…