BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「長岡昭臣」師を訪ねて

10月26日。長井駅前・和泉屋の一室で目覚めた朝、窓から青空がのぞく。昨日過ごした東京の空気よりも温かい山形県長井市。今回の引き合わせをしてくれた同市の小野卓也さんが宿に迎えに来てくれた。 小野さんの車でほど近い真言宗・摂取院に着く。豊山派に属…

よこみち【真読】№102「MOTTAINAI」

恐縮ながら楽屋オチの話である。 卒塔婆の書き損じということがある。 卒塔婆を使う頻度にもよると思うがおそらくどちらのお寺でも数の多寡は別にしてそれなりの本数が生じると思う。 ごく一般には表書き、裏書きの両面に墨書することが多いはずだ。表書きの…

【真読】 №102「率都婆(そとば)」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号44 五輪の塔婆はこれ大日如来の三摩耶形なるがゆえに、麤(あら)く刻める小卒都婆なりとも如来法身の法界塔婆なり。または法界体性の標幟とす。彼の弥勒慈尊五輪塔を持したまうも、衆生所…

よこみち【真読】№101「よりどりみどり」

a 一書に曰く、「死亡した以上は成仏していただかねばならない。そのための中陰供養である。そして満中陰をもって成仏した、ホトケ、先祖霊となったので、これはなくなったことは兎も角としてお祝い慶事である。そこで数ある食物の中で、一番ありがたい美味…

【真読】 №101「四十九の餅」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号45 七七日に四十九の餅を営むことこれ本朝の風俗にして由来久し。然れども起こり分明ならず。 『福田纂要』に曰く、「四十九の餅は、人間四十八の大骨・五体・五輪を表す」と云へり。謂く、…

よこみち【真読】№100「セブンの誘惑」

本編「七七日の追福」について、追福とは「福分の追加」。これについては「廻向」の項で触れた。 http://ryusen301.hatenablog.com/entry/2016/01/08/094022 ここでは「七七」について。 七×七=四十九というわけで、「累七」という言い方もあるが、古今東西…

【真読】 №100「七七日の追福」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号44 七七日の斎を営み追薦する所以を問う。 答えて曰く、これを累七と云い、または斎七と名づけて最も勉むべき事なり。およそ命終する、すなわち中有の身(人身に似て識を伝う、これを中有と…

よこみち【真読】№99「つじつまの合わない話」

仏教の、それも現場で行われている仏事習俗を仏教の教説でどう説明しているかということをちょっと勉強した人であればよくおわかりのことと思うが、つじつまの合わないことなんてゴマンとある。そのちょっとも勉強していない人の中には、そんなつじつまの合…

【真読】 №99「死後三日の斎」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号43 問う、死後三日に僧を請し斎を設くること、世俗、「しあげの法事」と云う。これ三日に限る謂われありや。 答えて曰く、『要覧』に「見王斎」と称(なづ)けて死後三日に勉むる事迹これあ…

よこみち【真読】№98「骨まで愛して」

聞いた話である。秋田出身の人間がO府にて亡くなった。同地のとある火葬場に会葬した秋田の親戚が驚いたという。骨上げまでのだんどりはおおむね一緒だが、お骨を入れる容器がかなり小さい。秋田の一般的なサイズのほぼ三分の一という。大きめのリンゴがちょ…

【真読】 №98「灰寄せ」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

骨あげのことですね、あっ! すいません画像間違えました。 こっちでした。 テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号43 火葬には灰寄せあるべし。古より伝う、これ世尊の荼毘の遺意なり。涅槃し雙林には七日にして薪尽きるが故に、…

よこみち【真読】№97「弔問のお作法」

本編にて「行て弔う法、ならびに弔いを受ける法、『行事鈔』に見えたり」とあった。この『行事鈔』とは『四分律行事鈔』と言い、中国僧・道宣(596-667)の手によるもの。『四分律』とは上座部に伝えられた戒律書で、中国・日本に大きな影響を与えたと言われ…

【真読】 №97「行(ゆ)いて弔(とむら)う」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

釈氏の喪に奔(はし)る(弔を云う)は、大迦葉を始めとす。仏、入涅槃し已(おわっ)て七日、迦葉、徒を領して双林に至る。仏、金棺より双足を出してこれに示す。○行て弔う法、ならびに弔いを受ける法、『行事鈔』に見えたり。

よこみち【真読】№96「騒々しい葬列」

門火と聞くと家の戸口で焚く迎え火、送り火のことをつい連想する。30年ほど前、川崎市内のお寺でお盆の棚経手伝いでお檀家さんに伺うと、玄関先に金物の菓子箱の中に小さな木ぎれを入れて火を焚いていたのを憶えている。本編もそれのことかと思って読み始め…