2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
(5月28日より梅花全国大会で3泊4日で島根へ。こうなってくるとなかなかアップできない) 高野山における講演のリライタを中心としたもの。 主旨は、東日本大震災を経験した日本人に対して、苦境にあってもその苦の原因をしっかり見つめ、智慧によって苦を克…
解題 「この文章は2002年10月末、イラクにたいする戦争の体勢が一段と変速ギヤを高めたころに、『ニューヨーク・タイムズ』紙の論評ページに掲載された。それはまた、米政府当局者たちが、フセイン打倒後のイラクに期待される解放と親米への方向転換にあたっ…
同著者の『敗北を抱きしめて』に出逢い、著者の本をあさったうちの一つ。 1987年刊行の『人種偏見 太平洋戦争に見る日米摩擦の底流』(同訳者、TBSブリタニカ)の平凡社ライブラリーとある。 原題は War without Mercy : Race and Powe in the Pacific Wa…
(昨日の分) 著者・佐々木は早大教授・一橋大名誉教授・秋田県出身。 本著は1998年6月21日に著者より大館郷土博物館で贈与された。 それは『街道の日本史・北秋田と羽州街道』編集打合会の時だった。 本編は秋田近代史研究会、創立35周年の講演会をもとにし…
(昨日分) 詠本来面目 春は花夏ほととぎす秋は月冬雪きえですずしかりけり 訳 「春の花も夏のほととぎすも、また秋の月も冬の雪の消え残っているさまも、みなそれぞれ自己本来の面目を十全に表し、相対的なありようを超えていのちのかくれなき真実の姿を表…
「彼(道元)は『新古今和歌集』の申し子のような存在である。すなわち、『新古今』の選定が終了する五年前、後鳥羽院がこの歌集を作るために和歌所を設置した翌年(正治二年・1200)に京都に出生した。そして、これまで道元の父とされてきた内大臣の源通親…
(昨日の分) 元政関連文献を調べてヒットした論文。林左馬衞のものは初めて。 出逢った、といえる論文。執筆者に興味惹かれた。 句点の頻出する独特の文体。流暢な漢詩訳。漢詩文の読解の深さ。 この執筆者の書いたものを読みたいと思った。 調べてみると既…
2月にメガソーラーについて書いた。 最近、その件で地元の知人Uと話す機会あり、改めて思うところあった。 前回は批判的な言い方が多かった。その理由、 1)地元雇用はほとんど生じない。2)生産される電気は、地域にとって利益を与えるわけではない。3…
鏡清雨滴一首考 聞くままにまた心なき身にしあらばおのれなりけり軒の玉水(面山本) (一、類歌 二、古人の解釈 省略) 三、一首について この詠歌は、その題名と共に、どのような子写本にも見あたらない一首で、面山和尚は、一体これをどのような文献から…
「ここに云はうとするのは傘松道詠集と良寛の歌との関係である」 「傘松道詠集は鎌倉時代の産出であるが、あの新古今の風体が盛りを極めた時代に、仮令大部分道歌であったとは云へ、之れだけの家風を自分のものとして匂はしていたのは力づよい事である」 (…
「不安に対処する有効な方法は、 自分のことを考えずに、人のことを考えることです。 本当に人の困難を目にすると、 自分のそれは大したことではなくなります」 「怒りと憎しみこそが、私たちの本当の敵なのです。 これこそ私たちが全面的に立ち向かい克服す…
はじめに 真福寺より発見された新資料は「これまでの栄西像を大きく書き換える可能性が出てきた」。 一、『無名集』 略 二、『隠語集』 縦 17.8cm 横 15.8cm 全二十二丁 表紙「隠語集 未再治」 内題「隠語集序 栄西記」 栄西真作の根拠 1 「未再治」とされ…
抄物の類型を試みる。石川力山、飯塚大展とは異なるもの。 一 類型 ア 対照となるテクスト(原典)による分類 漢籍 師部分類のうち集部が最も多く、史部がそれに続き、経・子は少ない。初学書である『三体詩』『聯珠詩格』『古文真宝』、規範とすべき作品『…
狩野亨吉『安藤昌益』1928、渡辺大濤『安藤昌益と自然真営道』1930にみえる「照井竹泉」を追求するのが本稿の目的。渡辺は照井から昌益に寄せた手紙の署名を「〓右衛門」と読み、〓は未判読としている。 照井竹泉に関する先行研究に三宅正彦「南比内十二所町…
毎年田植え準備が始まる頃に裏の孟宗竹が出始める。 今年は5月の10日くらいからだったかな。 ここ数年、この時期に外出が続いてついつい見逃してしまい大きくなりすぎてしまったのが多かった。それほど生長がい。でも今年はここ2週間ほどうちにいる。し…
人の死んでいる場面を絵に描く。 考えてみれば変なことでもあり、少々気持ち悪く思う人だっているだろう。 この構図でリアルな人物写真だったらどうか。その人が自分の近親者であるならともかく、死体の写っているそれを慕わしく思う人はそう多くないはずで…