BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

やばい。

はまってしまった。 野菜作り。 これまでは母の作っていた畑の余地でズッキーニやらちまちまと作っていただけだが、今春より足を悪くした母が畑作リタイア宣言。 規模は小さくしていいから、ちまちまっとやってみるか。となりなりスタートしたのが5月頃。土…

よこみち【真読】№43 「金襴ときりたんぽ」

近頃、自宅で会葬者を招き葬儀を行うという家が、ぐんと少なくなった。幸い田舎の地域なので街場の葬祭ホールで行う例はまだ少なく、8割以上はお寺のご本堂で行う。年忌のご法事の場合は、まだ自宅で行う場合もそこそこあるが、以前よりはやはり減った。 自…

【真読】 №43「卓圍(うちしき)」 巻二〈供養部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号26 『新編鎌倉志』の「極楽寺の寺宝」にいわく、「繍心経の卓圍、一帳」。卓圍は俗にいう「打敷」なりといえり。 愚、按ずるに、卓圍とは、経を載せたる卓(しょく)を蓋(おお)い圍(かこ…

よこみち【真読】№42「花の首飾り」

このたびの「華鬘」を読んで思うことは、ごく当たり前のことだけれど、「最初はとても素朴だったんだな」ということ。 いくつもの典拠を挙げているが、いずれも野の草花を集めて、これを結び合わせ、つなぎ合わせて作る「花飾り」がその原型だった。もちろん…

【真読】 №42「華鬘(けまん)」 巻二〈厳具部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号25 西域の風俗、貴賤男女ともに蘇摩羅華(そまらけ)を多く聯(つら)ね結びこれを貫き、あるいは首、あるいは身を飾る。これを華鬘(けまん)という。(下に『名義集』を引く)「これに繇…

よこみち【真読】№41「The Sheltering Sky」

天蓋というとどうしても連想しちまうこの映画。 灼熱の砂漠。アンニュイにしてインビなマルコビッチとデブラ・ウィンガー。はまるよね、ベルトリッチって。 じつは〈天蓋〉、大好物なネタの一つ。 以前ちょっと触れておいた「龕」にちなむ葬天蓋のこと。 htt…

【真読】 №41「蓋」 巻二〈厳具部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号25 『金蔵経』にいわく、「昔、善化王に子あり。出家して独覚と成る。入滅の後、塔を建て、その塔破壊せるとき、王、修葺(しゅうしん)して、自ら宝蓋を造りて施す。この福を以て百千世常…

よこみち【真読】№40「神は細部に宿りた・・がる」

本編は新章「厳具部」に入った。今回は旛、このあと蓋、華鬘、卓圍(打敷)と続く。 この「web読書会」にご参加いただいている人は、禅宗(曹洞宗)系の人が多いと思うのだが、こうした「厳具部」の項目を見ていかがだろう。 私も曹洞宗に属する一人だが、正…

真読】 №40「旛(はた)」 巻二〈厳具部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号25 『随願往生経』にいわく、「亡人の子孫、これがために功徳をなせば、七分の中の一を得る。もし幡を作れば、八苦を離る。その幡風に飄(ひるがえ)りつに微塵と成るに至るまで、風の幡を…

【真読】ちょっといっぷく(二)「編著者・子登について その2」

というわけでここまでで「供養部」が終わった。巻一と同様、拾い読み(抄出)だったので、全23項目中、19項目を取り上げた。これまた前回と同様のご案内になるが、読み飛ばしたところは各位ともwebでお読みいただきたい。 巻一を終えた時に、「ちょっといっ…

よこみち【真読】№39 「お供えもの、ごちそうさん!」

法要後の供物をどうするかという話し。 №38に続くわけだけど、こうして再び項目に取り上げるほど、『真俗仏事編』編述当時も関心があったということなのだろう。 坊さん仲間の話では、「うちではよく日本酒が上がるんだ。だから酒屋から酒買ったこと無いんだ…

【真読】 №39「行者、供物を食せず」 巻二〈供養部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号24 問う、「本尊の供物、行者食すれば呪力無し、ゆえにこれを禁ずと云う」。 答えていわく、「広く密軌を考えるに一概ならず。あるいは行者に許せるもあり。繁きを恐れて詳らかに出さず。し…

よこみち【真読】 №38「供物の思ひ出」 巻二〈供養部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

昭和の戦中~戦後あたりのこと、当時の住職は私の祖父。その頃ガキンチョだった地元の先輩達が時折私に話してくれる。 「あの頃は食べるもの何も無くてさ、スグリだのグミだのカッコ(桑っこ)の実だの、そこあたりに成っているもの何でも喰ったもんだ。でも…

【真読】 №38「供養物の資具」 巻二〈供養部〉(『和漢真俗仏事編』 書会)

テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号24『瞿醯経』に依るに、「本尊に供養する物、何にても悉く大河に流せよ」とあり(彼の経の下巻九葉に出づ。また余の儀軌にもかくのごとし)。 またいわく、供養の飲食をば、貧人に施与すべ…

兀兀として・・・酒に酔う!??

この右の文字、お寺にご縁の人たちは別にして、一般の方はどれくらい読めるだろう? うちのお寺の額の文字なんだけど、「円周率のπ(パイ)ですか?」というお詣りの方もあった。 よみは「ごつ」。二文字では「ごつざ」と読む。 私がこの字の読みを知ったの…