【真読】 №101「四十九の餅」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)
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七七日に四十九の餅を営むことこれ本朝の風俗にして由来久し。然れども起こり分明ならず。
『福田纂要』に曰く、「四十九の餅は、人間四十八の大骨・五体・五輪を表す」と云へり。謂く、七七日過ぐる日は、中有より他界に託生する時なる故に、この餅を以て四十八の大骨を佑(たす)け補う意なり。一つの大餅は人間五輪の総体に当つ。