【真読】 №110「三葬、功徳の勝劣」 巻四〈送終部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)
テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号47
土葬・火葬・水葬と云う。これを三葬と云う。
土葬は身形を全(まった)からしめんためなり。哀情の甚だしき故になす処なり。
火葬は骨を親類に分布せんためなり。これ釈迦の荼毘にならえり。
水葬は身肉を有情に施さんためなり。
ゆえに経の中にも、三葬の中には土葬を下品の功徳とし、火葬を中品の功徳とし、水葬を上品の功徳とせり。(四葬の中、林葬またこれ〈水葬〉に同じ)。