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BON's diary

「何考えてんだ、お前はっ!」 「い、いろんなこと」

【真読】 №71「精進」 巻三〈祭礼部〉(『和漢真俗仏事編』web読書会)

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テキスト http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818707 コマ番号36

 今の在家、肉食を断つを精進と云うと思えるは誤りなり。精進の文字は内典に多く出づ「しらぎ」と訓じて、勉め励ますの義なり。
 『十誦律』の序に「諸仏、勤行・精進のゆえに阿褥菩提を得る」と云えるを以て見るべし。ゆえに父母の忌日に当たっては、身を清めて、心を一つにし、慎み守るの義を精進と云う。
 ○精進は即ち、心所の善の十一の中の第二なり。『智度論』に云く、二の精進有り、一には身の精進を小となす。二には心の精進を大となす。仏、意業大なりと説くが故に。
 ○按ずるに、今の愚俗、忌日に当たって肉を喰らわざるを精進とすること、この修善を父母の追福とするなり。また忌日に肉を食わず、斎を設け経を転ずるの事実、『法苑樹林』に北齊の梁氏が冥府より伝語するが如し。(送終部にこれを引く)